院長あいさつ

更水医院は1923年に長野県信州新町に開院した、訪問診療を特徴とする地域で唯一の診療所です。子どもの頃から往診に出かける父の姿を見て育ち、いつしか自分も医師として地域医療に貢献したいと思うようになりました。都内や長野市内の病院での勤務を経て、当院の院長に就いたのは2007年のことです。
当時から高齢者の多い地域でしたが、この5年、10年で拍車がかかり、現在の高齢化率は50%を超えています。それに伴い、増えているのが認知症の患者さんです。認知症患者さんと向き合うなかで、既存の薬では効果が期待できませんでした。そして、治療法を模索するなかで出合ったのが、認知症の周辺症状の改善に有効なコウノメソッドです。認知症患者さんの心身のバランスを整えるコウノメソッドは、当院が力を入れている漢方治療の考え方にも通ずるものがあり、患者さんだけでなくご家族の負担の軽減にもつながっています。
外来診療においては内科系の病気に幅広く対応し、ホームドクターとして地域の皆さんが気軽に何でも相談ができる環境を整えています。限られた時間であっても患者さんと会話を交わし、いい笑顔で診察室を出て行ってほしい。そんな思いで日々の診療に取り組んでいます。自分が生まれ育ったこの地域で、医師としての知識や経験を還元できれば、これほどうれしいことはありません。
院長清水慎介
地域のかかりつけ医
当院は地域のかかりつけ医として、風邪や発熱、頭痛などの一般的な症状から、糖尿病や高血圧などの生活習慣病まで、幅広く診療しています。漢方薬を取り入れながら、患者さん一人ひとりの症状や状態に合わせた治療で、快適に日常を過ごせるようサポートします。
内科について

苦しくない内視鏡検査
日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会に所属する消化器内科医として、これまでに数多くの内視鏡検査を実施してきました。当院では確実な診断と治療をモットーに、鎮静剤を用いた痛みや不快感の少ない検査を行っています。
人間ドック・内視鏡検査について地域に寄り添う訪問診療
当院は在宅療養支援診療所として、ご自宅や施設への訪問診療を行っています。在宅療養をされている方からは24時間体制で連絡を受け付け、必要に応じて往診や訪問看護も行います。他の医療機関との連携で、緊急時には速やかに入院の手続きを進めます。
訪問診療について
院長略歴
- 1967年
信州新町に生まれる
- 1991年
東京医科大学医学部卒業
- 1992年
根室市立病院 内科研修医
- 1993年
東京医科大学 消化器内科
- 1999年
牧野記念病院 消化器内科
- 2000年
長野松代総合病院 消化器内科
- 2007年
更水医院 院長
- 2021年
上水内医師会会長(現在3期目)
所属学会等
- 日本内科学会
- 日本消化器病学会
- 日本消化器内視鏡学会
- サイエンス漢方処方研究会
- コウノメソッド実践医