夜、足の裏が熱くて眠れない…その「ほてり」、どう考える?
2026.09.07
「夜、布団に入ると足の裏がカッカと熱くなる」 「足だけ布団から出して寝ている」ご高齢の方から、このようなご相談を受けることがよくあります。実はこの「足の裏のほてり」、さまざまな原因が考えられます。

西洋医学では何を考える?
まず考えたいのが「末梢神経の異常」です。糖尿病などで足の神経がダメージを受けると、実際には皮膚の熱がなくても、脳が「ジリジリする」「焼けるように熱い」と誤った信号を受け取ってしまうことがあります。そのほかにも、以下のような原因が隠れているケースがあります。
漢方では「体を冷ます力の不足」と考える
一方、漢方では、手や足の裏がほてる症状を「手足心熱(しゅそくしんねつ)」と呼びます。特に高齢の方で、
といった傾向がある場合、「陰虚(いんきょ)」という状態を疑います。 これは加齢や疲労により、体を潤して余分な熱をクールダウンさせる力(陰)が不足した状態です。このような「陰虚」のタイプには、体質に合わせて体を潤す「六味丸(ろくみがん)」などの漢方薬を用いることがあります。
「冷やしすぎ」にはご注意を
足が熱いからといって、保冷剤などで直接冷やすのはおすすめできません。特に高齢の方や糖尿病の方は感覚が鈍くなっていることがあり、気づかずに皮膚を傷めてしまうリスクがあります。冷感寝具などをうまく活用し、「心地よいと感じる程度」に留めましょう。
「単なる足のほてり」と思っていても、背景に神経や腰の病気が隠れていることがあります。まずは西洋医学的なアプローチで原因となる病気がないかを確認し、異常が見つからない・症状が改善しない場合には漢方の視点から体質を見直してみる。そんなアプローチもあります。
お悩みの方は、お気軽に当院にご相談ください。
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