「内視鏡検査はどこまで楽にできるか?」 その1 炭酸ガス(二酸化炭素)のお話

2025.09.08

通常の内視鏡検査では胃や大腸の中を詳しく観察するために大量の空気を送気します。そのためどうしても検査後にお腹が張って不快な思いをする場合があります。

 

炭酸ガス(二酸化炭素)は空気の200倍以上吸収されやすいため、送気しても胃や腸からどんどん吸収され速やかに肺から排泄されます。当院の内視鏡検査は胃、大腸のどちらも炭酸ガスを使用しておりますので、検査後の不快なお腹の張りが一切ありません。

 

 

写真は同じ方の内視鏡検査直後のレントゲンです。空気を使った時と、炭酸ガスを使った時ではこのように残っているガスの量が明らかに違います。

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